眠眠草

漫画やゲームなどを中心に思いつくままに語っていくブログ

本好きの下剋上ーこの作品を読むためには手段を選んではいられません

こんばんはー!ブラウンです。

3日目も頑張っていくので、どうぞよろしくです!

 

本日は昨日紹介しようと思っていた「本好きの下剋上ー司書になるためには手段を選んではいられません」を紹介します。

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まずあらすじを軽く説明すると以下のような感じです。

「本さえあれば幸せ」「本に埋もれて死にたい」「生まれ変わっても本が読みたい」など本が好きすぎる女子大生だった主人公は死んでしまい、目を覚ますと小さな少女になっていた。そして、その主人公、マインにとってあまりに残酷なことに彼女の周りには本が存在しなかった・・・。そして彼女は決意する「本がないなら作ればいいじゃない!」

 

あらすじを読めば分かるようにいわゆる異世界転生もので、もともと「小説家になろう」というサイトで連載していた作品です。

 

何故この作品を紹介したのかといえばこの作品が自分の中で久しぶりに大はまりした作品だったからです。自分がこの作品と出会ったのはドラクエ11の発売1週間前でした。まさかその時は思いませんでした・・・。ドラクエ11の時間を削ってでもこの本を読もうとするぐらいはまってしまうなんて・・。

とにかくそれぐらい読み始めたら止まらなくなってしまう作品です。とりあえず楽しみにしてるゲームの発売日の1週間前などに読むと大変危険なので気を付けてください(笑)

 

で、この作品のどこがよかったのか、1つ1つ書いていきたいと思います。

 

まず主人公や周辺のキャラクターが魅力的なところです!

早いうちに言っとくと自分が好きな作品、だいたいこの褒め言葉でてきます。というかキャラクターが魅力的でない作品が好きになれるわけがないと思う。

まぁ、そんなこの褒め言葉を多用する自分ですが、特にこの作品にはそれを感じました。特に主人公のマインは非常に魅力的なキャラクターに仕上がっていると思います。

何が魅力的かと考えるとまずはマインの感情などが現れる台詞の数々がいい!

例えばこんな感じです。

「ふんぬー」「のぉぉっ!」「うふふん」

うん、何がいいのかさっぱり分かりませんね(笑)

でも読んでくとリズムよく読める上に、マインらしさがあふれてて、これらの台詞がすごい良いものに感じられます。他の台詞などもマインの少しまぬけな感じや感情が伝わってくる独特な表現にすごい読みやすいです。

他にも本以外には無関心な性格や本のことになると暴走し続ける性格などが一貫して続いており、そこら辺が魅力的に感じれるのかなと思ってます。

 

そして、同様に周りのキャラクターもこんなキャラクターなんだなというのがはっきりしており、1人1人がすごい魅力的であり、また、そのキャラクター達とマインの掛け合いなどがキャラクターが生き生きしている感じですごい良い感じです。

とまぁ、説明が下手な自分にがっかりしましたが、とにかくキャラが魅力的なんです!

 

あと他に面白いのが予想外の展開でしょうか?ただこの作品の予想外な展開というのがだいたい主人公の本への気持ちが発端で起こっているのが面白いところかなと思います。本が好きすぎて行動したらこんなことに巻き込まれていくなんて・・・というのが鉄板パターンな作品です(笑)

 

あと個人的にこの作品で素晴らしいなと感じるのが世界観のオリジナルな感じとその入りやすさです。

多くの異世界物で感じるのが、いきなりの異世界すぎてついていけないという感じかなと思います。そのため、その入りにくさを消すために現在のラノベで多く用いられているのがドラクエを始めとしたゲーム的な世界観だと思っています。

ただ、この作品はそのようなゲーム的な世界観が用いられておらず、かなりオリジナル色の強い世界観が構成されているように感じます。例えばモンスター(この小説では魔獣と呼ばれますが)について多くのラノベではスライム、ドラゴンといった分かりやすいものが使われているように思います。しかし、このラノベではどの魔獣も完全オリジナルなものが使われています。他の点でも祝福という魔法みたいなものがでてくるのですが、その使われ方が一般的な魔法などとは大きく違っていたりなど独特な世界観が構成されていると感じます。

また、先ほども書いたように普通ならこのようなオリジナル感の強い世界を表現するのは大変難しいと思われるのですが、それを可能にしているのが少しずつ世界が分かっていく感じだと思っています。

世界が少しずつ分かっていく感じってどの小説でもそうでしょ!と思う方も多いと思います。でもこの小説はその展開のされ方が大きく違っています。はっきり言えば1巻を読み終わったぐらいでやっとこの世界がファンタジーの世界なんだと気づき始めるような形になっています。そして1巻だけでなく、ファンタジーな部分があるんだと分かった後も物語の前半は全体的に中世ヨーロッパのようなイメージが大部分を占めたまま物語が進んでいき、巻を重ねるごとに徐々にファンタジーな感じが増していくような作りになっています。この少しずつファンタジーな感じがでていくところがこの独特な世界への入りやすさを大きく上昇させているように感じました。

随分説明が長くなりましたが、つまり魅力的な独特の世界が構成されていて、その世界への敷居も低いように調節されているということです。

 

最後にもう一つこの作品の素晴らしいと思う点はラノベっぽさが少ないということだと思っています。先ほどの世界観という点でもそうですが、他にもいわゆるハーレムな展開のようなものもなく、誰にでも進めやすい作品になっています。極端な話、大抵のラノベはそういうのが好きでもない親に進められる作品ではないと思うのですが、この作品に対していえば親などにも勧められるような作品になっていると思います。それぐらい内容的には普通のファンタジー小説に近い、でも読みやすさなどは完全にラノベという作品になっていると思います。

 

個人的には是非買ってほしいところですが、やはり買うのがもったいないと感じる人にはまず小説家になろうのサイトから無料で読めるので、そちらから読むのがオススメです。

小説家になろうのリンクはこちら↓

本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 

読めば徐々に書籍にしか含まれていない書き下ろしなどを読むために本を買っていく人間になっていると思います!

自分は少なくともこの作品の書き下ろしなどを読むためには手段を選んではいられないぐらいにはなりました(笑)

 

長くなりましたが今日の紹介終わります。

もしこの作品に関し、質問などありましたらどうぞコメントなど下さい!

ではおやすみなさいー